NGな離乳食とは
赤ちゃんはそれぞれのタイミングで離乳食に切り替える必要がありますが、その時に注意してもらいたいのがNGと言われるものです。
NGな離乳食には様々なものがありますが、そのひとつに挙げられるのが「はちみつ」です。
はちみつボツリヌス症の原因にもなりますので、注意しておきましょう。
乳児ボツリヌス症を回避するためにも、満1歳になるまでは与えないほうがいいでしょう。
通常の調理でボツリヌス菌を完全に死滅させるのは難しいと言われていますが、原因であるはちみつを与えないなど、努力によって回避できます。
NGな離乳食としては「刺身」もあります。
刺身は含まれている細菌が原因で食中毒になることありますので、与える時は3歳頃から、いつも新鮮なものを選ぶようにしてください。
離乳食を与える際の注意点
離乳食には様々なものがありますが、与える際は注意する点もあります。
それがアレルギーで、赤ちゃんに与えるとアレルギーの原因になるのが次のものです。
具体的には、そばをはじめピーナッツ、マンゴーやパイナップルなどです。
そばやピーナッツの中には、アレルゲンになる成分含まれています。
そのため与える際はいきなり多くの量を食べさせるのではなく、まずは少量からスタートするようにしてください。
マンゴーやパイナップルも要注意で、マンゴーなどは口元に痒みを生じさせる成分が含まれています。
こちらも与えないのが一番ですが、与える際は加熱してからにしたほうがいいでしょう。
そして喉に詰まりやすいものも注意が必要です。
喉に詰まりやすい食品としては、もちやカマボコ、いかやたこ、魚肉ソーセージやこんにゃく、ナッツ類などがあります。
さらに刺激が強いもの、カレー粉や胡椒、ウーロン茶や緑茶、にんにくやしょうがなども注意しておきましょう。
このうちにんにくやしょうがについては9~11カ月頃であれば大丈夫ですかが、それでも与える際少量からスタートするようにしてください。
舌触りで判断することが多い
赤ちゃんは、「食べる」、「食べない」を、自分の舌ざわりで判断することが多いと言われています。
このように舌触りで判断することがほとんどですので、時には食べた物を口から吐き出すことがあります。
ただ注意して欲しいのは、それは「おいしくない」からではないことです。
赤ちゃんにもよりますが、「固すぎるから」という場合が多いようですので、状態をしっかり確認しておいてください。
手づかみ食べなどは心身発達のサイン
赤ちゃんは生後9~11カ月頃は、手づかみで食べや遊び食べが始まる頃でもあります。
これは赤ちゃんの手先が発達することで、「自分で物を食べたい」という意欲が出てくるからです。
こぼしたりするなど遊び食べの程度も様々ですが、大目に見ることも大切です。
その時は、「よく自分で食べられたね」と、声をかけるのもいいでしょう。
NGに離乳食をしっかり見極めて、自分で食べられるように見守ってあげましょう。