Q.近所にトラブルメーカーがいるので困っている
賃貸住宅だと、近所との付き合いでトラブルが大なり小なり発生することがあります。
多少のことであれば我慢もできるのですが、近所にいわゆるトラブルメーカーがいて、いつも悩まされています。
音楽をガンガンかけてうるさいですし、玄関前にゴミを放置することもあります。
他の住民も注意することがあるようですが全く無視ですし、時には怒鳴って追い返していることもあるようです。
こうしたトラブルが続く場合、どうしたらいいのか困っています。
近隣トラブルについての相談先
まず、こうした近隣とのトラブルでは、できるだけ自分で本人に言うのは避けた方が良いでしょう。
というのも、その後の関係がこじれてさらに大きなトラブルに発展してしまうことがありえるからです。
そのためトラブルが続くようであれば、物件の大家さんか管理会社に伝えるようにしましょう。
その際には、具体的にどの部屋の住民がどんなことをしているのか、いつどの時間にしているのかなどを伝えると良いです。
そして、自分だけでなく周りの人も困っているということや、一度だけでなくずっと続いているということも明確にします。
すると、管理会社側で物件の共有部分にはっきりと見える形で貼り紙をしたり回覧板を回したりしてくれます。
それでも迷惑行為が止まないのであれば、さらに管理会社にその旨を伝えましょう。
場合によっては、管理会社が直接その問題となっている住民を訪ねて、苦情が出ているということを伝えてくれます。
しかし、あまりにひどい行動を取ってくる住民もいます。
自宅のドアを意味もなく叩いてきたり、大声を出したり、時には脅迫行為をしてくることさえあるかもしれません。
そのような場合には、警察に助けを求めましょう。
その際には、やはり明確に時間や行為の内容を伝えると共に、できれば証拠となる音声や監視カメラの映像などがあると良いでしょう。
知っておきたい受忍限度とは?
トラブルに対応する際に覚えておきたいのが「受忍限度」と呼ばれるもので、これは一般常識的に我慢をする限界という意味です。
生活をしているわけですから、当然誰しも生活音などの迷惑を他の人にかけるものです。
しかし、一般常識を超える迷惑をかけるトラブルを引き起こす限界となるのが、受忍限度となります。
受忍限度を超える迷惑行為については、違法な行為とみなされ損害賠償の対象となります。
場合によっては、警察による警告や取り締まりの対象となることもあるでしょう。
受忍限度は、行為の内容や頻度、与える影響の程度、実際の被害内容、関係する法律などによって判断されます。
生活に支障が出るほどの影響を被っているのであれば、すぐに自分と家族を守るためにも行動を取る必要があるでしょう。